よくある質問

ECP治療

ECP治療の目的は何ですか?

ステロイド抵抗性または不耐容の慢性移植片対宿主病(慢性GVHD)に対し、臨床症状の改善やステロイド剤の減量を目的として行われます。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

ECPは免疫抑制剤とは違いますか?

ECPは免疫抑制剤とは異なります。メトキサレン処理後のUVA照射によりアポトーシスが誘導された白血球成分は、体内で、炎症性サイトカインの調節や制御性T細胞をはじめとする免疫担当細胞の制御等により免疫システムの寛容を導き、過剰になっている免疫反応を調整することが期待されています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

他の治療薬と併用できますか?

はい、可能です。ただし、他の療法を突然中止すると疾患が進行する恐れがあるため、主治医の管理下で慎重に調整する必要があります。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

ECP治療は保険診療で行えますか?

はい。「ステロイド抵抗性又は不耐容の慢性移植片対宿主病」を対象として保険適用されています。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

ECP治療の費用は高いですか?

高度管理医療機器を用いた治療のため一定の費用がかかりますが、高額療養費制度などの公的助成の対象となります。

Cellex(セレックス) ECPシステムとはどのような装置ですか?

一般的な治療スケジュールはどのようになりますか?

標準的には、第1週は1日1回を連続した3日間(3回)行います。第2週から第12週は毎週、1日1回を連続した2日間(22回)、その後第16〜第24週は4週毎に、1日1回を連続した2日間います(6回)。24週間で計31回実施されます。また、患者さんの状態に応じて医師の判断で治療を継続することができます。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

ECP治療の具体的な流れを教えてください。

1.全血の採取、2.遠心分離による白血球成分(バフィーコート)の分離、3.メトキサレン(光感受性物質)の添加、4.UVA(紫外線A波)の照射、5.処理された白血球の返血、という手順で行われます。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

メトキサレンの役割は何ですか?

白血球(リンパ球)に取り込まれ、UVA照射を受けることでDNAと結合し、細胞死(アポトーシス)を誘導し、体内に返血されたあと、免疫細胞やサイトカインの調節を含む免疫調節カスケードを惹起します。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

抗凝固剤は使用しますか

血栓塞栓症が発生するおそれがあるため、状態に応じて適切な量の抗凝固剤を使用します。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

TOPへ戻る

患者さんについて

どのような患者さんが対象となりますか?

ステロイド剤による治療で十分な効果が得られない、または副作用等でステロイドの継続が困難な「慢性移植片対宿主病(慢性GVHD)」の患者さんが対象です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

ECPは急性GVHDにも効きますか?

日本における現在の承認適応は「ステロイド抵抗性又は不耐容の慢性GVHD」です。急性GVHDについては適応外となります。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

ステロイドの減量は期待できますか?

臨床試験において、ECP治療によりステロイド投与量の有意な減量が確認されています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

ECP治療が受けられない人はいますか?

体外循環による一時的な体外への血液流出を許容できない方、メトキサレンやソラレン化合物に対する過敏症の既往がある方、光過敏症の疾患(紅斑性狼瘡など)がある方、無水晶体症の方、凝固障害の患者や脾臓摘出術の既往のある方、妊婦及び授乳中の方、白血球数が25,000/mm3以上の方は禁忌とされています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

妊娠中の患者さんは治療を受けられますか?

妊婦の患者さんは、胎児に危害が生じるおそれがあるため禁忌です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

子供でもECP治療を受けることは可能ですか?

18歳未満の患者さんに対しては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用するため、主治医が適応を判断します。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

ヘマトクリット値が低い患者さん、高い患者さんでも実施可能ですか?

はい。ボウルオプティックセンサーが赤血球と白血球の境界線を自動で識別するため、幅広い患者層に対応可能です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

白血球数が低い患者さんでも実施可能ですか?

はい。継続的な血液の回収と分離により、白血球数が少ない患者さんであっても治療が可能です。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

治療前にトイレに行っても大丈夫ですか?

治療が始まると1.5〜2時間程度拘束されるため、開始直前に済ませておくことが推奨されます。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

治療当日の食事に制限はありますか?

特に厳しい制限はありませんが、脂肪分の多い食事は血漿が濁り、センサーの検知に影響を与える可能性があるため避けることが推奨されます。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

治療中に飲んではいけない薬はありますか?

既知の光増感作用のある薬剤との併用(全身、局所を問わず)は、メトキサレンの光線過敏性反応のリスクを上昇させるおそれがあるため注意が必要です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

治療中に気分が悪くなった場合はどうすればよいですか?

体外循環による低血圧や、抗凝固剤のACD-A液によるクエン酸反応(しびれ等)の可能性があるため、すぐに医療スタッフに伝えてください。装置にはACD-A液を安全に投与するための流量制御機能が備わっています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 取扱説明書

治療後に注意すべき光過敏症について教えてください。

メトキサレンの作用により、治療後24時間は肌や目が光に敏感になります。外出時はサングラスの着用や、肌の露出を避けるなどの遮光対策が必要です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

TOPへ戻る

機械について

日本で販売されているECP装置はこれだけですか?

セラコス ジャパンが提供するCellex(セレックス) ECPシステムは、日本で初めてステロイド抵抗性又は不耐容の慢性GVHDの適応で承認された専用システムです。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

誰がこの装置を操作できますか?

Cellex(セレックス)ECPシステムのトレーニングを受けた医師、臨床工学技士、看護師などの医療従事者が操作を行います。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

装置の重量はどのくらいですか?

重量166kg、高さ163cmあり、キャスターにより移動は可能ですが、設置場所の床耐荷重の確認が必要です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

装置の設置に特別な部屋が必要ですか?

通常の透析室や処置室での実施が可能ですが、安定した電源と適切なスペースが必要です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

1回の治療で使い捨てにする部品はありますか?

血液回路(Cellex(セレックス)フォトフェレーシスキット)やメトキサレン溶液は1回の治療ごとに交換する単回使用製品です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

専用のメトキサレン溶液以外を使用できますか?

いいえ。Cellex(セレックス)ECPシステム専用に承認された「UVADEX」等の専用薬液を使用する必要があります。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

Cellex(セレックス)ECPシステムの「完全閉鎖式」のメリットは何ですか?

血液が外気に触れることなく一連の工程が完了するため、細菌汚染のリスクを最小限に抑え、安全に治療を行えることが確認されています。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

シングルニードル(片腕)での治療は可能ですか?

はい。Cellex(セレックス)ECPシステムはシングルニードルモードとダブルニードルモードの両方に対応しており、患者さんの血管状態に合わせて選択可能です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

1回の治療にかかる時間はどのくらいですか?

ダブルニードルモードの場合、平均74分、シングルニードルモードの場合、平均約103分程度です。ただし、患者さんの血液状態やアクセス状況により前後します。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

「バフィーコート」の識別は自動で行われますか?

はい。ボウルオプティックセンサーが赤血球と白血球の境界線を自動で識別し、効率的に白血球を採取します。参考:セラコス ジャパン株式会社 ホームページ

メトキサレンはどのように投与されますか?

バフィーコート採取が終わったあとに、Cellex(セレックス)ECPシステム回路内へオペレーターにより注入されます。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 取扱説明書

UVAの照射時間はどのように決まりますか?

装置が採取されたバフィーコートの量やヘマトクリット値を基に、最適な照射時間を自動計算します。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 概要

UVAランプの寿命はどのくらいですか?

使用開始から150時間で交換が必要になります。装置のソフトウェアが使用時間を管理しており、規定の時間に達すると交換のアラートが表示されます。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム取扱説明書

UVAの波長範囲は?

UVA(紫外線A波)の波長範囲である320nm〜400nmの光を照射します。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

回路内に空気が混入した場合はどうなりますか?

装置には複数の気泡検知器が備わっており、空気を検知するとアラームで知らせる設計になっています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

途中で気分が悪くなり中断した場合、血液は戻せますか?

はい。緊急停止時でも手動または自動の返血プロセスにより、回路内の血液を患者さんに戻すことが可能です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 取扱説明書

停電時にはどのような動作になりますか?

バッテリーによる治療は不可能ですが、バックアップ機能により、電源回復後に再開可能です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム取扱説明書

装置の消毒はどうすればよいですか?

血液が触れる部分はすべて使い捨てのキットであるため、装置表面を適切な消毒液で清拭するのみで衛生管理が可能です。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

装置の定期点検は必要ですか?

はい。安全性を維持するため、セラコス ジャパンまたは指定の技術者による定期的な保守点検が推奨されています。参考:Cellex(セレックス) ECPシステム 添付文書

装置のトラブルに関する連絡先は?

セラコス ジャパン株式会社もしくは株式会社アムコの担当までご連絡ください。

TOPへ戻る