医療専門スタッフの方は、治療をはじめる前にCellex ECPシステムの添付文書およびCellex ECPシステム取扱説明書を確認してください。
Cellex ECPシステムのトレーニングを受けた医療専門スタッフのみが、この治療を実施することが できます。
【使用目的又は効果】
ステロイド抵抗性又は不耐容の慢性移植片対宿主病に対する体外フォトフェレーシス(ECP)治療を目的として用いる。
【警告】
<使用方法>
1.他の療法を受けている患者に体外フォトフェレーシス(ECP)治療を実施するときは、治療スケジュールの変更等、先の療法を突然中止することにより疾患の進行が生じないよう注意すること。
2.血栓塞栓症が発生するおそれがあるため、患者の状態に応じて適切な量の抗凝固剤を本品を通じて投与すること。
【禁忌・禁止】
<使用方法>
1.再使用禁止(キット、メトキサレン溶液)
2.外部電波及び電磁妨害の生じる場所、可燃性麻酔ガスが存在する場所で本品を使用しないこと。[誤作動を起こす可能性、引火の危険がある。]
<適応対象(患者)>
以下の患者には使用しないこと。
・体外循環による一時的な体外への血液流出を許容できない患者。[低血圧、ショック症状を生じる可能性がある。]
・メトキサレン等のソラレン化合物に対する特異体質の患者又は光線過敏症の既往歴のある患者。
・無水晶体の患者。[網膜損傷のリスクが増大する。]
・凝固障害の患者や脾臓摘出術の既往のある患者。[抗凝固剤を治療で使用するため。]
・妊婦及び授乳中の患者。[胎児及び乳児に危害が生じるおそれがある。]
・白血球数が25,000/mm3以上の患者。[センサーの設計限界のため。]
完全な注意事項などについては、最新の添付文書ならびに、Cellex ECPシステム取扱説明書を確認してください。